脳が混乱するTS(タイムスリップ)映画。
過去にタイムスリップして連続爆弾魔を捕まえようとする作品。
タイムスリップというSF映画としては珍しくないテーマだが、作中設定でタイムスリップの装置が完成したのは1980年代であり、移動先も未来ではなく過去ばかりという近未来さが皆無な雰囲気となっている。
その分、タイムスリップという要素意外に小難しい用語は見受けられなかったと思われる。
ただ内容自体は脳がこんがらがるものとなっているが…。
本作は、タイムスリップものにしては珍しく致命的な矛盾が見られない作品である。
とある真相においては大きな矛盾もあるが、それについては作中でもきちんと示唆されており、無理筋とも言えない。
タイムスリップにおいて特に無理矢理なご都合設定もなく、伏線もキレイに散りばめられている。
ただ観ている最中はちょくちょく頭の中に「?」が浮かぶことになると思います。
評価としては、今まで観た時間を移動する映画の中でも上位の完成度の作品と思われる。
観賞中は難解にも思えるかもしれないが、観終えてから内容を整理すると理解できる範囲のものである。作品の解説を検索すると理解が捗ります。
内容的にネタバレは厳禁なので、wikiも閲覧しないように注意してもらいたい!