これは……!ポスターに騙されたというかなんというか……。ジョセフゴードン=レヴィットのルーパーみたいな、タイムトラベルする悪人をイーサンホークが追い詰める!みたいな内容だと思って疑ってませんでした。
故に「近年よくあるタイムループものだよな…そういう題材のSF好きだからこれも見とこうか…」くらいの期待度でしたよええ!!
それがいつの間にか、訳も分からないまま号泣してるなんて……。
あらすじ書いちゃったら即ネタバレしちゃうようなワンアイディアものなんだけど、この終了後噛み締めたくなるような余韻と深みはなんなんでしょう。
哀愁溢れるイーサンホークの安定した演技もさることながら、サラスヌークの演技力に度肝抜かされましたよ。
ベッドでの"練習"シーンは涙が止まりませんでした。そして全編通して音楽が素晴らしい。
人間ドラマ部分でこの映画にかなり惚れてしまった訳ですが、タイムループの奇妙さとある種の不気味さも短い尺にギュッと詰まってて驚きを隠せません。考えれば考える程不可思議な世界に囚われるような心地です。
卵が先か、鶏が先か?う〜ん!!