シヨダ

プリデスティネーションのシヨダのネタバレレビュー・内容・結末

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

B級な感じのSFかと思ったら、たいへん愛おしい物語だった。

あまり先読みしないで観るから、後半はみごとにエーッ!!の連続。切なくて切なくて、爆発しそうだった。
特にあのデートシーンは涙なしには見られない。誰にも理解されないと思ってた自分を理解してくれる人が現れた!その抑えられない喜びを、見てるこっちは祝福できない。ジョンも、いけないと思いながら、自分かわいさと純粋にジェーンに惹かれて、関係を深めてしまう。うわー、切ない。
理解してあげることがどんなに救いになるか、ジョンにはわかる。

この超孤独な自己完結型自己愛物語に、自分をちゃんと理解して愛してくれるのは結局自分だけなのかな、と思ったりした。
自分を嫌ってちゃだめだね。

追記:
この物語が忘れられなくて、10日以上たった今でもよく考える。
それに、思い出すだけであたたかい気持ちがこみあげるようになってしまった。なんなの、この映画!
スコアを0.2アップ。

そういえば、バーのシーンでイーサンがうつる時、横にトイレのLADIESって表示があったけど、あれはヒントだったのかな?
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