ぷりん

スポットライト 世紀のスクープのぷりんのレビュー・感想・評価

3.9
ジャーナリズムの教科書になる作品と言っても過言でない。実話にだと思うとゾッとする。

全国紙の大規模なスクープばかりに目が行きがちだけど、地元紙だからこそ「被害者は自分だったかもしれない」という視点を持った報道ができるんだよな。

2002年にはTwitterはおろかFacebookもない。でも、報道のへの反応としてあれだけの電話が来ていた。SNSがない時代の方がもしかしたら読者との双方向のコミュニケーションが取りやすかったのかもしれない。現代は、SNS時代だからこそ逆に難しいと痛感させられた。

ジャーナリズム関連の作品は実話に忠実であろうとすればするほど、映画作品としての面白みはなくなってしまうのでヒットしないというところが残念。
繰り返しになるが極めて良作。
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