神父の児童性的虐待を暴く。
ダウトも同じテーマだけど、視点が全く違う。
しかし、神父とか教師とか警察にこういった犯罪が目立つけど、そういう職業だからこそ、罪は大きいハズ。
しかし何故、特に神父に多いのかというと、プロテスタントの牧師と違って、結婚や性交渉が許されないから。
隠れて女性とそういった行為に及ぶ人は多く、それは宗教的に問題なわけであって、人間としては決して罪ではない。ところが、その罪を犯さない為に、同性の子供に手を出せば、女性に手を出した事にはならないから、なんとなくセーフ？(同性愛はタブーなんだが)そして子供であれば無抵抗であったり、よくわかっていなかったりする、そして周りの大人が隠すものだから、明るみにでない…。
そんな事が、実はずっとずっと大昔から繰り返されて、侍者である性的虐待を受けた少年が神父となり、また同じ事が繰り返される…。
カソリックの学校でずっと宗教の勉強をしてきて、でもウチはプロテスタントだから、子供の頃はカソリックに憧れて、でもいくら勉強しても、親が一緒に改宗しないと私はカソリックの洗礼を受けられないってシスターに言われた時に愕然として、その後、色んな矛盾に気づいたんだけど、その１つとして、カソリックって人類みな平等とか言いながら、女性は神父にはなれないし、結構、あからさまに差別的な事がまかり通っていると、子供ながらに傷ついていた…。
だからと言って、神様を信じないとか神様に落胆しているとか、そういうことではないんだけど、その宗教的な観念に固執することで人としての道徳理念から外れてしまっては意味がないんじゃないかと…
凄く古いというか、善悪はそこではかるものではないというか…そこに固執するから戦争や貧困や差別ってなくならないんじゃないかと、子供ながらに思ったんです…。
って気持ちをコレを観て思い出した。
