あけぼん

スポットライト 世紀のスクープのあけぼんのレビュー・感想・評価

3.9
第88回アカデミー賞作品賞
はらわた煮えくりかえる一品。

まずこの作品がアカデミー賞を取ったことにちょっと驚いてる。地元紙が虐待を続けるカトリック教会に立ち向かうというカトリックという組織を悪として成立させる対立構造を作っているわけである。アメリカの人口のうち75%はキリスト教を信仰しており、その大部分はプロテスタントであるもののカトリックは25%を占めている。割合を見ると少ないが母数が多いのでこの25%はかなりの数である。そんな中でアカデミー賞を取ったこのスポットライトという作品はキリスト教国家(アメリカ)に刺さる作品であろう。
アカデミー賞を取った凄さもあるがそれ以上に私は上記でも言ったように内容が腹立たしいのである。私もクリスチャンなのだが権威を良いことに神父がやりたい放題。彼らは何を教えているのだろうか。聖書は焼き捨てたのだろうか。やってることが腐れ犯罪者と同じである。聖書にも書いてあるように小さき者を躓かせる者は死んだ方が良い。彼らは偉そうな衣を纏っているだけで死んだ方が良い連中なのである。マーク・ラファロも言っていたがこれは肉体の虐待と同時に精神の虐待でもある。昔のパリサイ人とおんなじで彼らに救いはなく、裁かれるだろう。
苛立ちはここまでにしておくとしてこの映画は会話を中心として進んでいく。凄い派手なことが起こっていくわけではないが、それでも彼らの真実を追い求める姿勢は輝いていた。良くないが良かったです笑
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