エータキ

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のエータキのレビュー・感想・評価

2.8
案の定、魔法界の動物はあくまで添え物みたいな感じになっていてダンブルドアとグリンデルバルドの戦争の歴史を紐解いていくみたいな話になっていた
そしてまだ紐解いていくみたいな段階でもなく、ずっと今後のシリーズ展開に向けた展開をやってる印象だった
今後の展開のために1作目のカップルは別れ、悪に堕ちるみたいな
ダンブルドアとグリンデルバルドの戦いをなぜニュート目線で見る必要があるのか謎

ニュートのキャラはいいし、もっと見たくはなる
でもその見たい姿は魔法生物と戯れている姿であり、魔法生物と秘められた謎の生態を解き明かしていく姿だった
だから今回はこんな魔法生物の生態調査をするため探検するぜ!みたいな話が見たかったかも
例えば不死鳥の騎士団に出てくる死を目撃した人だけが見える生物の存在をニュートが初めて世間に発表したみたいな
ニュートがこの生物の生態を解き明かしてくれたからこそハリポタのあの描写に繋がったんだな〜みたいな気持ちが味わいたい

魔法生物の力を使って探索するシーンとかは面白いし、ハリポタの時と違って出てくるキャラはみんな優秀な魔法使いだから戦闘も面白いけど、なんかこういうことではないって感じ

3作目の副題は「ダンブルドアの秘密」であり、主題のファンタスティックビーストの文字の大きさがどんどん小さくなっているのでますます魔法生物の描写は添え物になっていくんだろうという予感
たぶん最終作(たぶん5作目?)は1945年にダンブルドアがグリンデルバルドを打ち破る話になると思うので、むしろ魔法生物をどう関係させていくのか手腕が問われている

どうそれを表現すれば自分でも分からないけど、ニュート目線でダンブルドアとグリンデルバルドの戦闘を描いた理由が分かるような描写が最終作までに描かれることを願うばかり