chaooon

ヘイル、シーザー!のchaooonのレビュー・感想・評価

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)
3.7
『死霊のはらわた』の編集助手としてキャリアをスタートさせたコーエン兄弟作品🎬
(死霊のはらわた繋がり言いたいだけ)

ハリウッド黄金期の50年代✨✨
当時のハリウッドスタジオへのオマージュと皮肉がこれでもかと詰まった、豪華キャスト競演の一大エンターテイメント✨✨

50年代ハリウッドはスターのスキャンダルを未然に防げた最後の年代だったかも!?
ジョシュ・ブローリン演じるスタジオの“何でも屋”が個性溢れるスターたちの不始末に当たる!

これはキャストが凄くて、もうそれだけで楽しめるけど、ハリウッド撮影所の裏側が垣間見れる感じがたまらないわぁ😍
撮影シーンのセットやミュージカルシーンも本格的で、パート毎に楽しめる🥳

豪華なキャスト陣が演じるのは架空のキャラクターだけど、実在のスターや監督、スタッフをモデルにしてるとか❣️

⭐️人魚のように(というか魚のヒレつけて)泳ぐスカヨハはエスター・ウィリアムズ🧜🏻‍♀️💚
めっちゃ態度悪いけど🤣スパスパ🚬
それもまた最高😋

⭐️水平服で歌い踊るミュージカルスターのチャニング・テイタムはジーン・ケリー⚓️🎶
カメラが回ってなくても芝居がかった動きのチャニング🤣
終盤のあれへのあの飛び乗り方🤣🤣🤣

⭐️スタジオの命運を掛けた歴史スペクタクル大作『ヘイル、シーザー!』の主演スター(でも大根!)をまさかのジョージ・クルーニー🤣
大物ぶってるけど小物感が垣間見えてしまう感じが絶妙😌
こちらはロバート・テイラー、チャールトン・ヘストン、カーク・ダグラスと複数のモデルが🤔

⭐️なまりが強いカウボーイ・アクション俳優のオールデン・エアエンライクは初めて観る俳優さん🤔
ハワード・キール、ディック・フォラン、ジェイムズ・エリソン、ティム・ホルトといった当時の西部劇スターがモデルらしいけど、そっちも知らない😂
でも彼が1番カウボーイから、ミュージカル、ロマンスと色んな映画に出演させられていって見せ場も多い✨
デートでも謎のミュージカル調💖

⭐️そして彼のひどい訛りをなんとかしようと奮闘するローレンス・ロレンツ監督(何この名前w)をレイフ・ファインズ✨
2人の演技指導のくだりがシュールで1番面白かった🤣
モデルになってるのはヴィンセント・ミネリ監督!なんと!!

⭐️フランシス・マクドーマンド演じる編集者のモデルはアカデミー名誉賞を受賞したマーガレット・ブース🎞
出番少ないけど、一瞬でインパクトあり過ぎる🤣
さすが奥様だけあって特別感あるというか、美味しい役だわ😌

⭐️ティルダ・スウィントンは双子のレポーター🎤1人でも強烈なのに、2人もティルダがいるなんて強過ぎる🤣

⭐️そして物語の中心にいるジョシュ・ブローリン演じる“何でも屋”のエディ・マニックスは唯一実在の人物名!
MGMの創設者ルイス・B・メイヤーの部下として副社長も務めた映画プロデューサー🎬
ブローリンの貫禄は凄い😌✨

華やかな世界の裏で巻き起こる不倫、妊娠と言ったスキャンダル!そして隠蔽💭
そして更に背景としてあるのが、宗教、共産主義、赤狩り、亡命…この辺は知識不足でよく分からず解説読みました😅

話の着地がフワッとしてるし、全体的にまとまりない感じは確かにするかな🤔
共産主義のこととか当時のハリウッドの裏事情とか描きつつ、別にメッセージ性とかをあんまり深堀せず、そっちに寄せないあくまでシニカルコメディな感じも独特で私は好きでしたわ😋
chaooon

chaooon