50年代のハリウッドスタジオを舞台に映画会社の副社長兼何でも屋のエディを主役に、スタジオ内外で巻き起こるトラブルと自身のライフワークの岐路に立った男のブラックユーモアが効いたクライムコメディ。
50年代は40年代のスタジオ映画黄金期の終焉。
テレビの爆誕により、映画に求められるものの形が変わりミュージカルを大量製作する時代。
その中で劇中に描かれるミュージカルの再現。物量攻めとダンス攻めが見れる。
脚本も兼任しており、キャラクターも色んな実際の人物をネタにしてる。
そういったコーエン兄弟の映画への挑戦と愛をビンビンに感じられる一本。
予備知識としては50年代がどんな時代かなどを把握しておくと良いかも。
短くてそれでいてカタルシスもあるし技術力の高さを感じる。