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ヘイル、シーザー!のperoのレビュー・感想・評価

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)
2.6
コーエン兄弟の最新作は、久しぶりのコメディ。
1950年代、CGやデジタルカメラがなく、セックスも同性愛もない事になっていて、共産狩りをしていたハリウッド。ミュージカルとロマンスと西部劇とスタジオが潰れるほどの超、超、超大作を作っていた、ザッツ・エンターテイメント時代。
ローマ軍の兵士がキリストに出会い人生観が変わるという超大作「ヘイル・シーザー」を撮っているスタジオから主演俳優(ジョージ・クルーニー)が誘拐されてしまう。スタジオの何でも屋(ジョッシュ・ブローリン)は、俳優(スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム)や監督(レイフ・ファインブ)のワガママ、スクープを狙っている双子(ケイト・ブランシェット)の記者などの山積み問題を解決しつつ彼を見つけられるのか⁉︎
ジョッシュ・ブローリンの懺悔から始まる、この映画で語られる神とはなんなのか?
コーエン兄弟が自分達の好きな映画へのオマージュをこれでもかと詰め込んで、映画愛を爆発させた本作。
映画として成功しているかと言えば微妙だけど、「ビッグ・リボウスキ」の中でもトリップシーンで完璧なミュージカルシーンをやっていたコーエン印のミュージカルシーンはやはり美しいし、楽しい。特にチャニング・テイタムのゲイゲイしいミュージカルシーンはバカバカしくて必見!
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