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スーサイド・スクワッドのSTAYGOLDぴあ映画生活のレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
3.7
汚れた絆
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これ、大好きなやつ。

ハーレイちゃんが仲間のために、ひとりで背負った覚悟。その想いを受け取ったら、絶対に外さない。外せるわけが無い。たとえ、一番大切な存在が泪を零したとしても。

ヤバイ…
電車の中だったのに、色んな場面で何度も画面が滲んで困りました。

あと、裏切ったハーレイちゃんがプリンちゃんを失って、でも虚勢を張って、みんなが来たらハーイして待ってるときに、一言、「無事で、よかった」と言って、優しくお姫さま抱っこで車の上からおろしてあげるシーン。

たまらんよ。そりゃ、ウィル・スミスもこのシナリオならID続編じゃなくてこっちを選ぶわな。カネだけじゃ、とてもはかれない何か。

そして、仲間たちも、誰も責めない。お互いが悪役だからこそ、分かり合える痛みと闇。
ひとを責めても、憎んでも、何も始まらない。許す勇気。過去は変えられない、だからこそ未来を生きる覚悟。それを、この映画からもらうとは。

仲間。
さびしい魂の似た者同士。

それぞれのキャラにそれぞれの物語があって、感じる部分がたくさんありました。各キャラ、それぞれの物語がもっともっと観たい。ガラクタでどうしょうもなくて、それしかできなくて、それでもこころの痛みを忘れない奴らの。特にカタナとディアブロ。本当にせつないのができそう。きっとバットマンは敵役だな。

最後の戦い前にみんなで飲むバーのシーンもいいね。それぞれに合った酒。ハーレイちゃんは可愛いカクテル。ディアブロの告白に告げるハーレイちゃんのことば。「私たちは悪。背負いなさいよ。みんな同じよ」これも好きなシーン。

残念ながら減点要素は、ラストバトル中のスモークが邪魔。雰囲気出しはわかるけど、もう少し工夫が欲しい。あと、敵魔女の使い方。この極上の設定なら、もっともっと出来るはず。もったいない。あっさりすぎだし、ご都合すぎる。

やっぱハーレイちゃんは、綺麗だし可愛いな。今回も飄々としてて、下品な笑い声がサイコー。それにいつも一歩を踏み出すのはハーレイちゃん。いいよ、後方は任せな。必ず護ってやるから。きみの大切なプリンちゃんよりキッチリな。

出ないと guys. じゃなくて、pussys. って怒られちゃうもんね。

ハーレイちゃん、今だからこそ、強くいくよ。
勇気を、ありがとー!!

だからさー
いつだって答えは 遥か彼方にある
それが映画なのだから。

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