髭だるマン

スーサイド・スクワッドの髭だるマンのレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
2.8
●キャラクター

デッドショット・・・ただのアンチヒーロー、とにかくウィル・スミスの個性が強すぎて完全にキャラが死んでいる。何が初の悪役だ。

ハーレイ・クイン・・・ただの恋に恋する、少し頭のおかしい子。しかも、ジョーカーと相思相愛ってなんだよ、求めてねえよ。

キャプテン・ブーメラン・・・いらない。本気でブーメランを数回投げるだけ。違うんだよ、この人凄いんだよ。音速で動くヒーロー「フラッシュ」に多種多様なブーメランを使って長年戦っている人なのに、ぬいぐるみが好きとか、いつもコーラ飲んでるとか、取って付けたような設定だけの、ただのふざけたチンピラ。

キラー・クロック・・・X-menのなりそこない。最早、悪人なのだろうか?もしかして、ただ差別・迫害を受けているだけなんじゃないか?こんだけ、キメッキメッのビジュアルで空気って逆に凄い。ちょっと、お茶目な所が好き。

エル・ディアブロ・・・バランスブレイカー。オメーさっさと攻撃しろよ。

スリップノット・・・なぜ出た?名も無きチンピラがやりそうな行動を序盤にしてあっさり、死ぬ。何かトラブルがあったとしか思えない。

フラッグ大佐・・・今回のヒロイン「またフラッグかよ!!」←一番好きな台詞

ジョーカー・・・ただの白馬の王子様。そして、事あるごとにぬぐな。このジョーカーはバットマンと殴りあいをしそう。マフィアのちょっとイカれた2代目並の知性。

カタナ・・・ああいうキャラなんだから喋らなきゃいいのに、下手すぎて見てられなかった。急に刀に話しかけるイタイ子設定を、後半つけられる。

エンチャントレス・・・強いのか弱いのかよく分からない。急に直接戦ってくるし、爆弾で死ぬし、そもそも何がしたいのか分からない。後、謎の踊り。クネクネすな。

●ストーリー

せっかくのいい設定を、どっかで観たことあるような話にしてしまっせいで、台無しに。

とにかく悪人がいい奴過ぎ、指示従いすぎ。仲間とかやっすい言葉を急に喋りだす。そんなもの、この映画に求めてない。ひたすら下品で倫理観の欠片もなく無茶苦茶にやってくれるもんと思っていたのに。

後、アクションシーンが全然迫力が無い。銃を撃てば必ず脳天に当たるじゃないんだよ。そんな地味な絵を延々見せつけられても、凄さが分からない。そして、敵が化け物なので、容赦の無さが効いてこない。

総合、こういう事じゃねーんだよなーの連発。でも、前半は割とワクワクした。それで1点、音楽で1点、ハーレイの尻に0.5点。
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