週末にクラブで出会っただけの2人の“2日間だけ”の恋物語。
今でこそLGBTQが受け入れられてきてオープンな生き方が増えてきたけど、公開当時はまだまだ差別が多くラッセルのような日陰で暮らすような生き方だったのかと思うと少し胸がキュッとなる。
最初は「２日間でこんな急速に距離縮まらんだろ」と思ってたけど、自分の居場所や生き方を模索するラッセルにとって、グレンのようなオープンな生き方に惹かれるものがあって、グレンはそんな物静かでもしっかり向き合ってくれるラッセルに心を開いていたのかもしれない。
物語の展開的には特に抑揚もなく、会話ベースで進んでいて静かではあるが、要所要所に濡れ場があってそれがなんともリアルで美しい。
