菊次郎

ピエロがお前を嘲笑うの菊次郎のレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
1.5
「ぼくがつくった、ふぁいとふいっしゅって映画なの」といった感じ。観た人は、分かるよね。

ハッキングシークエンスの、サーバーのローカルにアクセスする、という当たり前を当たり前のようにやる映画は少ない。そもそもクラウドに重要なデータは保存しないからね。

そして、ローカルにアクセスする為に主人公たちは動く。

この、ハッキングを真摯に描くことで、映画的な動きも付けるという見事な手際には非常に好感が持てる。

そして僕があらゆる物語のオチに対して思うのは、「結論が白か黒かになった時点で面白味は無い」ということ。
この映画にはグレーが無い。それが圧倒的な魅力不足を招いている。

焼き増し、コラージュ感が出てしまうのは、そのグレーの部分が物語のオリジナリティー、映画の主題でもあるアイデンティティーそのものだからだ。残念。