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いつだってやめられる 7人の危ない教授たちのmihoのレビュー・感想・評価

3.0
教授たちが麻薬ディーラーへ堕ちてく。本業としての稼ぎがなくなってしまったことで、"そうするしかなかった"結果。コメディでありながら、社会構造の縮図でもあると思った。
ポストが空かないと、職を失くす(専攻とは他の道を選ぶ)ドクターたちが日本だけでなく世界でも起きてるのか。優秀な人たちは秀でてるだけでもダメ。教授たちが、それぞれの分野では優秀だが、優秀過ぎて他人が理解できないのは皮肉。他人が理解できる内容でないと、通用しないのはどこでも同じ。
続きも気になる...

この「教授」たちの映画が結構人気だったということが、少し気になって(ドラマ「ペーパーハウス」の中心人物にも教授だったので)調べたら、ヨーロッパにおける「正教授」の立ち位置が日本に置き換えると「上場会社の取締役」クラスと出てきた。(※少し前のデータと思うので、今も同じなのかはわかりません)
「助教授」であっても、立ち位置は高いだろう。おそらく、米・日で似たような作品があるならば、きっと「教授」ではなくて、「倒産した上場会社(大企業)の役職者」「落ちぶれた議員」という設定になるだろうなと思った。
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