るい

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望のるいのレビュー・感想・評価

3.5
昨日からの続き
ついに15年に渡って続いてきた、シリーズの最終作(現時点で)

日向真奈実とその信者による計画的脱獄事件から、さらに2年後
スカイツリーも完成し東京も変わってきた
12月のある日
商店街で唐揚げ屋に擬装して
連続暴行犯の、長期張り込みをしていた
青島とすみれさんらは
無事事件を解決して戻ってくるも
湾岸署はいつもより人が少ない
みんなエネルギーサミットに駆り出されて
るのだという
強行犯係の部下の栗山くんは鑑識の仕事を
王さんは機動隊に
篠原夏美は交通課に出向いていた
みんな署長になった真下の指示でやってるという
青島らが張り込みに行ってる間に湾岸署は
管内で行われる「国際環境エネルギーサミット」の警備に際し
署長自らが統括官として署内の業務一本化を
行っていたのだった
青島やすみれさんももちろん、帰ってきて早々、命令により
他の部署を転々とすることに
そんな中
すみれさんは9年前の台場役員〜の事件の際
被疑者に撃たれて重症を負った部分に後遺症が残っていたことを
魚住刑事課長に告げ
それによる体力限界を理由に、退職を考えていた
そんなことも知らず会計課で褒められて上機嫌になってた青島
そんな中エネルギーサミットを行ってる会場で
拳銃を持った男による誘拐事件が発生し
捜査本部がすぐさま湾岸署に立てられ捜査が始まるも
直後に、被害者が海浜トンネル内で射殺体で発見される
さらに使われた拳銃が以前、警察が押収した物が使用されたことから内部の人間による犯行であることが可能性として出たため
上層部からの隠蔽が始まり
無論その事実は捜査本部には伏せられた情報として動き
鳥飼が本部長として指揮するうえに
所轄には一切情報が伏せられ、本庁捜査員のみで捜査するという展開に
さらにアリバイのある男がその事件の被疑者として逮捕され
無理矢理終わったこの事件に
青島らは徐々に怪しみ出す‥‥
ついにシリーズラストにおいて
真の正義とはを問う
6年前の過去の事件を発端に警察内の闇を描く
かなり切り込んだ集大成作品になってる
まさかラストが幹部の人間のけつ拭きだとは
その中でメンバーとしていながらもそれが正しいのかと苦悩する
室井さんの苦労がシリーズの中で1番顕著に出てた気がする
室井さんって上に行けば行くほど本当大変な目に遭うよなって
その中でも青島との絆は本当良いんだよな
今作観ると改めてあの2人は名コンビだと思う
さらに室井さん最後の指揮による山場の畳み掛けは良かった
やはり今作で珍しいのは
通称「円卓の人間」達による汚職という名の政治的ドラマもかなり描かれていること
観ればみるほどイライラするんだよな
結局人間って出世するとこうなのかなって
にしても
王さんを演じた滝藤さんの中国人感凄いんだよな
あの当時無名だったから
滝藤さん、本物の中国人だと思ってた🤣
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