ドニー・イェンのアクションを期待したのだけれど、MMAアクションはどうも苦手だった。総合格闘技のムーブは競技的に見えるので、手に汗握る...とはならない。その代わり、カーチェイスをしながらのアクションは見応えがあり、とても満足した。
ストーリーはインファナル・アフェアを適当にコメディに作り変えたような出来で、とても入り込めない。潜入捜査中なのに母親と仲がよく仲間と誕生日を祝ったり、特殊身分にしたから中国警察と協力してもOKとか、なんだこれ。
ジン・ティエンの初々しいアクションと、大声のファー役のイム・ワーのユニークな演技は救いだった。