ホラーとしての新鮮さはなく、一番怖かったのは呪いの握手像(剥製)のフォルムだった。もっと剥製が握り返してきたり襲ってきたりしても良かったのにと思う。
みんなパーティー好きだったけど、あんなに楽しそうじ>>続きを読む
壮大な物語になりすぎた感じはあるけど、オリジナルの冒頭に繋げる工夫と遊び心で、アナザーストーリーとして楽しめた。
ゴジラの迫力や戦後のビジュアル、サウンドなどを楽しめた。低予算なのにチープにみえないところも良い。登場人物は記号的で感情移入できず残念。
アウトロー...ではなく、ゆかいな泥棒たちの冒険譚。D&D元のネタをあまり知らないのだけど、気楽なコメディ作品として楽しめた。
瞳にかすかな狂気を宿し続けたジョナ・ヒルの演技に惹かれた。
L.F.ロスチャイルドのハンナから手ほどきを受けるシークエンスも良い。
セックス&ドラッグ描写は冗長。
セールスの天才の話なので、一般的なテ>>続きを読む
トム・クルーズが今まで出演した全作品と比べても最高の出来だったし、映画の伝統を踏まえつつ、数々のシークエンスで予想を超える驚きと興奮があった。登場人物も一人ひとりが印象的で、彼らがアップになるだけで心>>続きを読む
マーゴット・ロビーが完璧なバービーというのは当然なのだけれど、予告編を観たときはミスキャストだと思っていたライアン・ゴズリングの演技が素晴らしかった。(マーゴットに負けないくらいケンを表現していた)そ>>続きを読む
ゴッサムシティを思わせるにダークなトーンで、他のマーベル作品との差別化に成功している。サイコなウディ・ハレルソンも良かった。ヴェノムとの共生は大変そうで、共感が難しいなと思う。
今作のダースレイダーとプチ鹿島は、前半で賑やかな沖縄県知事選、後半は辺野古ゲート前での座り込み現場に赴く。選挙中のそれぞれの候補者の人間性を浮かび上がらせたり、基地問題では抗議をする人々に寄り添うこと>>続きを読む
デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグのために書かれたような脚本で、安定感があるが、意外性はない。バディ感は少なめ。
ジャッキー・チェンとジョン・シナの相性がわりとよく、楽しく観れた。ジャッキーが昔から好きそうなシチュエーションや演出が多かったけど、どこまで関わっているんだろう?全体的にもっとコメディーに振り切っても>>続きを読む
ストーリーは一切知らず、監督が日本のプロレスファンらしいという前情報だけで見に行ったのだけど、神父(ラッセル・クロウ)は登場シークエンスからプロレスラーみたいだったし、派手なB級オマージュが詰め込まれ>>続きを読む
アダム・ディバインは、いつも通りのウザみで安定の面白さ。そして、なによりピアース・ブロスナンがはまり役で、こんなにコメディが上手いとは知らなかった。彼がコメディ作品としての質を上げていたと思う。
三谷幸喜作品はかなり舞台色が強いと思うが、「トゥ・クール・トゥ・キル」は、中国の喜劇集団「開心麻花」の所属俳優やスタッフを中心にしたことにより、三谷作品より舞台色が強い。
澄んだ目が印象的な主演のウェ>>続きを読む
永山瑛太の演技が特に印象に残った。飴を舐めだすシークエンスでは感情が揺さぶられたし、その後の(少し共感しにくい)展開にもすんなり寄り添えた。
Vol.1のときからガーディアンズの船長(リーダー)はロケットがふさわしいと思っていたので、今作の活躍はうれしい限り。ウィル・ポールターのウォーロックも良かった。
コンパクトなアクション映画として楽しめた。エルサ・パタキーを意識して観たことはなかったけど、アクションシークエンスに見合った体作りと演技がとても良かった。
どこか避暑地の別荘に、男2人・女1人が集い、奇妙な共同生活が始まる。日常から隔離されたような世界で、他者との繋がりを探るように3人は寄り添っていくが…。
現在の視点から観ると、宗教二世問題を意識して>>続きを読む
「センキョナンデス」は、プチ鹿島・ダースレイダーのYouTubeチャンネル「ヒルカラナンデス」から生まれた映画だ。僕はこの番組が好きで、2人が「なぜ君は総理大臣になれないのか」を話題にしていた頃から、>>続きを読む
映画に心酔し、映画に魂を捧げた少年の物語。スピルバーグの少年時代がベースとなるが、伝記映画のように主人公の偉大さが強調されることはなく、映画好きな少年のささやかな日常が、慈しみ深く描かれる。
両親と>>続きを読む
オードラ・マクドナルドがトニー賞を受賞したミュージカルを舞台風に映画化。歌も演技も上手いと思うが、Strange Fruitを効果的に聴かせるためか、全体的にダーク過ぎる印象。映画館の音もこもりがちで>>続きを読む
映画を題材にした気楽な作品なんだろうと何気なく観始めたら、思わず泣かされてしまった。最初はキャラクターが少し苦手だったけれど、映画好きに共感できるネタが散りばめられているし、ほのぼのとしたトーンとは裏>>続きを読む
アジア系アメリカ人、移民、クィア、メンタルヘルス、ADHD、Z世代…様々な要素を詰め込んでシェイクしたような作品。それぞれの立場で共感するポイントが変わるのだろうし、圧倒されるほどの情報量の割に、低予>>続きを読む
高純度で濃厚な「青春」を体感できるJAZZストーリー。シンプルなサクセスストーリーだと思っていたら、トリオを組む2人のサイドストーリーが秀逸で、希望・苦境・不安・成功・自信・傲慢・挫折といった様々な感>>続きを読む
一つの部屋で二組の夫婦が対峙する密室劇。舞台となる部屋にそれぞれの夫婦が集まるまでの導入が秀逸で、部屋の準備をしているだけなのにヒリヒリするような緊迫感が伝わり、これから行われる話し合いの難しさ、繊細>>続きを読む
チャドウィック・ボーズマンを悼むようなストーリーなせいか、激しいアクションを展開しても、どこか内省的な雰囲気が作品を覆っていたように思う。印象に残ったのは、ワカンダから見た世界=国連(搾取する側)を冒>>続きを読む
高さ600mのテレビ塔に取り残された2人...なんて、スティーヴン・キングの短編に出てきそうなシチュエーションだけど、期待していた程の恐怖は感じられなかった。高いところの怖さって「揺れる」ことだと思っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
探偵ブランが前作よりもかなり能動的に事件に関わる2作目。ゲイであることなどパーソナリティーも徐々に明らかになり、探偵としての個性が出てきたと思う。孤島でのゲームに招待されて…なんて、ミステリーの古典の>>続きを読む
ゆるやかな時間が流れる美しい島。(暮らしてみたいと思うほど。動物もかわいい)そこで、ひとりの男に奇妙な出来事が降りかかる。ストーリーは寓話的で、夢のようでもある。
対岸では戦争が行われているが、どこか>>続きを読む
映画を観た後に原作を読んだのだけど、映画ではほぼ登場人物たちの心情を語らず、演出と(声優の演技を含めた)セリフだけで心情を伝えようとしていたことに価値があると思った。
映画を観ただけでは伝わりにくいこ>>続きを読む
主演の岸井ゆきのは、「愛がなんだ」の時とはまったく別人で、ケイコとして生きている姿が自然でドキュメンタリーのようだった。
タイトルに目を澄ませてとあるように、彼女が感情を吐露しない分、観客も目を澄ませ>>続きを読む
「礼儀正しく じっと静かに 見極めるだけ」と公言する探偵なだけに、ホームズやポアロのような個性は見えず、状況を見守る物静かな探偵だった。
その分、容疑者たちのアクが強く、賑やかで楽しい。全体的にセリフ>>続きを読む
様々なクリシェを紹介する小品。「ウィルヘルムの叫び」は知らなかったし、有名な作品にもかなり使われていて面白かった。最後のほうはちょっと駆け足で詰め込みすぎだったと思うので、続編にも期待したい。ホスト役>>続きを読む
アニメには登場しなかった乙骨憂太(いい名前)の物語。初見さんからコアなファンまで幅広く気を配った演出で、ちょっとサービスし過ぎじゃないかと思った。
このレビューはネタバレを含みます
HFRで観たせいかもしれないけど、ところどころ人間が演技していると認識させられ、舞台(キャッツみたいな)を観ている感覚になった。
どんなに美しい世界も3時間も観続ければ飽きるし、前作のように人間とアバ>>続きを読む
ナヴィの青いビジュアルが苦手で今まで観てなかったけど、実際観てみると、違和感なく物語に集中できた。地球側の兵器とマイルズ・クオリッチ大佐役のスティーヴン・ラングが良かった。