riverさんの映画レビュー・感想・評価

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2019年~記録用に始めました。映画館のみ。いいね!とコメントとてもうれしいです。ありがとうございます。※スコアの基準は「E.T.」の★4.5です。

映画(119)
ドラマ(0)

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「T2」から3年後、別の時間軸から来たT800にサラ・コナーの目の前で息子のジョン・コナーが殺されてしまう。この時の喪失感や怒りなどが今作のサラ・コナーの原動力となっているはずだけれど、ジョンがあっさ>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.7

昔話に入り込んだような幻想的な世界で、一人の少女が体験する不思議な、悲しい物語。

14歳の少女メイは絹で潤うある富豪の第三婦人として嫁ぐことになり...

会話がとても少なく、水の流れや光のゆらぎの
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.0

3Dプラス イン ハイ・フレーム・レートを目あてに鑑賞。(観たのは60fps)大げさに言えば、映画と現実の境目がわからなくなるような体験で、あらゆる表現がアップグレードしているようだった。炎や水を観る>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

4.5

是枝監督の作品には、フィクションということを忘れてしまうくらいリアルな肌感覚があるけれど、このフランスで撮影された「真実」は、リアルな夢をみているような(あまりにもリアルで目が醒めた後でも夢か現実かの>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

“JOKER”は、アーサー・フレックがジョーカーへと生まれ変わる(自己実現する)物語だったと思う。善悪の境界がゆらぐダークファンタジー。

ゴッサムの底辺で這いずり回っていたアーサーは(少年たちに痛め
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.6

ラップは全然詳しくなくて、時々Netflixでラッパーのドキュメント番組を観るくらいなのだけれど、インドのスラムとラップの相性は良いものだなと思えた。スラムに暮らす大学生のムラドが、ラップに出会い成長>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.6

前半は音の良さに惹かれた。音楽に深く関わっている人たちの物語なだけあって、カナル型イヤホンの装着・取り外しの変化から演奏時の音の輪郭まで、素晴らしかった。この音響のおかげですんなり映画に入り込めた。>>続きを読む

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

2.3

主役の大澤数人は、演技をしていないような自然さで、素晴らしいはまり役。他のキャストの個性も活かされていたと思う。一人ひとりに好感も持てた。
しかし、登場人物たちがこの世界に存在しているように感じられず
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

キアヌ・リーブスの元スタントダブル、チャド・スタエルスキ監督がアクションを洗練させ続けているジョン・ウィックシリーズだから、バレエを観るように、きらびやかなアクションを楽しんだ。殺し屋たちが舞い続ける>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

2.7

なんとなく本屋に立ち寄り出会ったのが恩田陸の「蜜蜂と遠雷」で、その面白さに夢中になって読みふけった。今回の映画化もキャスト発表のときから期待していて、特に栄伝亜夜役の松岡茉優、高島明石役の松坂桃李は理>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.3

タジオ役のアンドレセンは、トーマス・マンの原作と比べても見劣りしない美しさで、映画をより幻想的なものにしている。以下、原作の登場シーンを抜粋(新潮文庫・高橋義孝訳)

“この少年のすばらしい美しさにア
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大脱出3(2019年製作の映画)

1.8

すっかり脱獄ではなくなってしまったけれど、男たちのアクション映画、または脱力系エンタメ映画として、けっこう楽しめた。
とくに、マックス・チャンは名前しか知らなかったけど、演技に色気があり、アクションも
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

文体にのめり込んでしまうタイプの作家がいるけど、僕にとってタランティーノはそんなタイプの監督で、どんな物語であろうと、その文体に触れることができれば満足してしまう。クールなセリフにしびれ、映画のマジッ>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.2

あの状況で、あのプールパーティーに行こうと決心したケイラはすごいと思う。“Most Quiet”が不本意だったんだろうね。特に何かが起きる映画ではないけど、強がったり、背伸びしたり、神様に祈ったり、こ>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.5

奇妙なシチュエーションの中に、とびきり上質なコメディが挟み込まれ、そちらの方ばかり印象に残った。特にタイラー家の別荘での一連の騒動は最高で、ずーっと笑ってた。監督は元コメディアンということを後から知っ>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.7

オークランドに住む黒人の青年コリンは、ある犯罪を犯し、刑期を終えたばかり。保護観察期間は残り3日。その間はささいな犯罪にも関わってはならない。ブラインドスポッティングは、緊迫した3日間の中で起きる様々>>続きを読む

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

2.5

じつは、この世界がシミュレーター内の世界だと聞かされた堅書直実は、リアルな世界からきた自分に協力することに...。
見事なプロット!のSF+恋愛映画。少し残念だったのは、堅書直実が一行瑠璃を好きになっ
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.0

仕事中は少し頭痛がしていたのだけれども、鑑賞後の帰り道では結構すっきりしていた。難しいことを考えずに楽しめるコメディで、癒やし効果もあったような。
それにしても、日本は(MCUと違う方向で)漫画の映画
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

2.0

サスペリアPART2は、じつはサスペリアより前に作られていて、日本の配給会社が勝手にサスペリアの続編にしたということを観終わってから知ったのだけれど、ひどいことするよね。

今作の見どころは後にダリオ
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.8

どこまでも乾いて、寂しげなコッポラ村の風景が強く印象に残っている。イタリアのマフィア、カモッラの息がかかった実業家コッポラ兄弟が開発に関わったことからヴィラッジョ・コッポラと呼ばれ、一時は栄えたが今で>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.5

白いチョークまみれの指先からカメラはズームアウトを続け、約975メートルの絶壁エル・キャピタンの全貌を映し出す。この人と自然との対比に何度か息を呑んだ。映画館のスクリーンでも人が砂粒のようになり、始め>>続きを読む

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.2

なかなか死ねない青年が定年間近の殺し屋に自分を殺してもらう契約を結び...というシンプルで軽やかなダークコメディ。
ウィリアム役のアナイリン・バーナードは、陰キャラだけど、どこかおかしみを漂わせたキャ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.1

魔法の絨毯が飛ぶところで思わず落涙。ということはジャスミン目線で物語を観ていたということだろうか?丸谷才一は千夜一夜物語のことを「東洋のすべて一切を含む魔法の書」と語っていたけれど、西洋風にアレンジし>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.4

有名なシーンが多くて、ストーリーを知っている気になっていたけど、映画館で観るローマの休日は、格別の体験だった。ヨーロッパ某国の王女アンはつかの間の自由を求めて、新聞記者ブラッドレーは特ダネを求めて、そ>>続きを読む

Walking Meat(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

食糧危機のためゾンビを食料に...という設定は面白いけれど、ほとんど状況説明がなく、人肉食べてるの?カニバリズムなの?ともやもやした。登場人物は4人とも記号的で誰にも共感できない。戦闘シーンは華々しく>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

メランコリックという乗り物に乗って、息を呑んだり、ハラハラしたり、笑ったり、いろいろなところへ連れていってもらった。できれば何の情報も入れずに、多くの人に観てもらいたい。と、思わず願ってしまう。巧妙な>>続きを読む

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.5

ラ・ラ・ランドの低予算版みたいな映画だったら嫌だなと思っていたけれど、良い意味で裏切られた。ミュージカルらしいところは数カ所で、あとは昭和歌謡曲中心のロードムービー。
仮にミュージカル映画を作るという
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.3

オープニングでモノクロの写真集がめくられていく。互いに耽溺するひと組の男女。野村佐紀子の写真は裸体より人の本質を生々しく表しているようで、映画の導入として完璧だった。

かつて付き合っていた幼なじみ(
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.1

ティモシー・シャラメは世界一モテそうな顔をしてるのに、ナイーブな非モテをきっちりと演じてる。登場シーンも気持ち悪くて見直した。
ダニエル(ティモシー・シャラメ)は、1991年の夏休みに訪れたケープコッ
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

アニメもミュージカルも観たことがないのだけど、ズールー語の雄叫びが流れ出すと、一気にアフリカの大地に舞い降りたような感覚に。CGだけど実写との違いを見つけるのが難しいほどで、別の惑星の物語のようにも思>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.5

旅芸人ザンパノの芸は胸に巻いた鎖を胸筋で引きちぎるというシンプルなものだけど、前口上が抜群で、それだけでお金を払う価値があると思ってしまう。(種も仕掛けもあるのだろうけれど)
鎖を引きちぎり続ける日々
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スペシャルID 特殊身分(2013年製作の映画)

2.2

ドニー・イェンのアクションを期待したのだけれど、MMAアクションはどうも苦手だった。総合格闘技のムーブは競技的に見えるので、手に汗握る...とはならない。その代わり、カーチェイスをしながらのアクション>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.1

タイトルとメインビジュアルはすごく良いと思ったのだけれども。シリアスとコメディのバランス、演技の温度感など、まとまりなくちぐはぐな印象。ところどころに違和感が残るのは、伏線のための伏線になってしまって>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

軍隊を毛嫌いしていた数学の天才「櫂直」は、巨大戦艦(大和)の造船を止めるため、正確な見積もりを算出するために奔走するが...

櫂は戦艦長門を見た時から「戦艦とは美しいものだな」と戦艦の美しさに傾いて
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.5

映画館で映画館を舞台にした物語を観るというのは不思議な体験だった。遠く離れたシチリア島の昔話だとしても。トトは教会の映画館時代が一番幸せそうに見えた。胸をかきむしられるようなエレナとの恋も素敵だったけ>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

少し前に配信で観て、今回はミニシアターで4Kレストア版を鑑賞。特徴的な照明が鮮やかにスクリーンを彩り、別作品のようにも感じられた。初見時は赤が印象的だったけど、改めて観るとゴブリンの音楽が全編を通して>>続きを読む

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