どん底暮らしの兄ちゃんが、抜け出るきっかけを作ってくれた女性と猫と町を出る。
ともすればPVにしか見えないが、ふんだんに使われるバックミュージック、粗を隠し幻想的な効果を演出するモノクロ映像等、解りやすいスタイリッシュさが上手く表現されている。自主映画のお手本の様な作品。
ストーリーは特に凝った所は見られないが、線病質的にも見える吸血鬼役のヒロイン、貫禄を見せつける猫と目が離せない個性を持った役者達が飽きさせない様に配置されている為、ダレる事無く観る事が出来た。
この監督の次の作品を早く観てみたい。
2015/10/14 シネマカリテ