軍国時代の話し方のテンポやむずかしめなワードって聞いていてなんとも心地いいですね。僕だけかな。
あらすじは、日本を終戦に至らすプロセスを描いた映画。
仕草などの演技や小物、セットなどのディティールが細かく
「ほんとにこんな感じだったんだろうな」感を強く感じます。
その世界にのめりこんだような埋没さを受ける完成度の高さです。
陸軍の人たちが、終戦に反対して『本土決戦一億玉砕』とクーデターしまくります。
現代に生きる我々はそれがいかに愚かなことなのかわかってしまうので、
まったく感情移入できませんね。
そのときに生きる時代が違えば、価値観は変わりまくるのだと実感します。
自分の意志で、物事を考えている天皇や阿南大将のように生きねばなぁと思いますね。
反乱軍に感情移入できない一端は、松阪桃李にもあったように感じましたが…
なんか彼だけ『現代人』で浮いてんだよなぁ。