AKANE

あんのAKANEのレビュー・感想・評価

あん(2015年製作の映画)
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大正解だった。終わらないで、と思える映画だった。明日顔を出さなきゃいけない会議がなくて本当に良かったし、息が苦しくなるほど泣いた。あとめっちゃおばあちゃんに会いたくなった。今月実家帰ろうかな。

徳江さんは強い。徳江さんのような、心が綺麗な人が私は大好きだ。ただ純粋なんじゃなくて、柔らかい雰囲気だけどしなやかで芯があって厚みがあって、私の想像を超える経験をしていて、でもそれをひけらかすことはしないで。正直そんな人とは出会えたことがない(というよりそこまで私の人生経験と人間関係構築力がない)から、映画の中だけの話にはなってしまうけど。だから徳江さんと出会えたというだけで店長とワカナちゃんには嫉妬してしまう。

日頃から薄っぺらい人間をみると勝手に失望していらいらしてしまうのは、私自身が結局は中身のある人間ではないからなのかもしれないと、徳江さんを見ていて自省した。

そろそろ私の話じゃなく映画の話をすると(良作に会うと自分の話ばかりしてしまう笑)、いろんな映画のレビューで言ってるけど、無知ほどの罪はないよなと。徳江さんがどんな人か、3分話せばわかるのに、心ない「噂」であんなことになってしまう。私は徳江さんのどら焼き食べたいよ。でもそれは映画を見たからであって。無知な私は結局世間の流れに従うんだと思う。あれ、また自分の話しちゃったよ…
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