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あんのyukoのネタバレレビュー・内容・結末

あん(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

平均で、1冊を半年〜1年かけて読む私が、6時間で読み切った小説。映像で観ると、映画自体が桜とあんこに包まれているような温かさがあって、小説とはまた違う魅力があった。
徳江さんのセリフは、同じく肺炎で亡くなった樹木希林さん似の祖母が語りかけてるように錯覚して、字を書く時にうつむいた横顔が祖母にそっくりで、編み物好きなところも一緒で、声を出して号泣してしまった。その樹木希林さんも、また市原悦子さんもいないのかと思うと、内容とは別のところでグッとくるものがあった。
他にもカナリアの名前が私の愛犬と同じだったり、とことん不思議な縁を感じる。この映画に出会えて幸せや。これから毎年桜が咲くお彼岸の頃に観よう。
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