樹木希林さんはやはり日本映画界の宝だと感じられる作品。
もうその街にいるその人でしかないんです。
今回ハンセン病というテーマだけでも難しい上にとっても奥の深いどら焼き屋さんという役柄を完璧に演じきっていて脱帽です、、
あの人は画面にいるだけでいいというか喋らなくても表情や手先だけで表現できる素晴らしい感性の持ち主なんだなと実感しました。
そして河瀬直美監督とのマッチ感がまたいい。
音楽をあまり使わず日常を切り抜いたような素朴で温かい映像と音でその場にいるような感覚になります。
最後は涙不可避です。
体は死んでもその人は死なない。
桜を観ると観たくなる映画です。
