mari

バケモノの子のmariのレビュー・感想・評価

バケモノの子(2015年製作の映画)
4.2
いつも全身全霊で熱くて美しくて、
豪快なのに繊細で、複雑なのにとっても気持ちがいい。

名前をつけて、同じご飯を食べて、
全力で喧嘩もして、大切な時間を共に過ごしたら
それはもう親子で、家族ということ。

みんなが不器用ながらも自然と、
愛を持って思いやることを忘れず
時には豪快に笑い飛ばして、
それぞれが真っ直ぐに成長していく。

守られているようで実は守っていて、
教えられているようでたくさん教えていることがあって、
支え合っている関係を無意識的にわかっているから
行くな、負けるな、という真っ直ぐな言葉が
とても苦しくて温かくて、心に真っ直ぐに突き刺さってくる。

いつだって一人じゃないし
キミとなら強くなれる、
私もなんだか背筋がしゃんと伸びて
真っ直ぐに前を向いていこうと思える、
何度観ても大好きな作品。
mari

mari