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バケモノの子のmoritaのレビュー・感想・評価

バケモノの子(2015年製作の映画)
4.0
@TOHOシネマズ新宿

めっちゃ泣ける。個人的にアニメでは『colorful』以来の泣ける映画でした。ただ“泣ける”的な話やシーンがあるわけではないけど(『colorful』もそうだったかも)。

大きな物語を描けるという意味で、細田守が“ポスト宮崎駿”と言われるのはこの映画を観て改めて納得。
癖がないのでジブリみたいに射程の広い熱狂的ファンを生むことはないと思うけど、1作1作が勝負作という意味では健全だとも思うし。

氷川神社とかあの図書館とか、高校の時の通学路だった場所が何度も出てきたのが、作品評価として何割増しかになってるかも(ちなみに『colorful』の舞台は地元だった)。
渋谷の街の描写は及第点。職質のシーンは違和感あったけど、お話的な要請からなので……。

エンディングのミスチルが作品の世界観とかけ離れていて、かなり浮いてたのが残念。高木正勝がそのままやった方がよかったと思う。
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