SeikoSoga

バケモノの子のSeikoSogaのレビュー・感想・評価

バケモノの子(2015年製作の映画)
3.1
細田守監督作品てことで

アニメでもこの方の作品だけは、楽しみに観ちゃいます(^-^)


前作のおおかみこども雨と雪が、とっても好き

それを超えることは無いであろう、と、最初から期待値低めで観賞したせいか、思ったよりも良かったです。

表現の仕方、アクションもかっこよかった。
リアリティな、でも幻想的な描き方は好き。


ただ、
イラッとするシーンはいっぱい・・
やんちゃ盛りで、大人のいうことを利かないわがままな坊主。
ママが亡くなって、悲しい気持ちをどこにぶつけていいのかわからず、大人は分かってくれない的な、
スタンドバイミーな年ごろの男の子。

そんな風に大人が嫌いになったわけが、説明不足。
ママもパパもいい人っぽいし、なぜ離婚するに至ったのかわからない。

多感なお年頃に傷ついたのは分かるけどいろんな事情があったのだろう。
子供のうちは理不尽なことを理解できないのもわかる。
が、
家出して一人で生きていくって・そんなに世の中甘くない。

バケモノの世界で生きていくのもおとぎ話でいいけど、その世界でも同じように一人で生きてきて一人で強くなった熊徹と、
一緒に大人になって育っていく、良い出会いでお互いが育っていく設定も良い。

しかし~、
人間社会とバケモノ社会と同時に良いとこ取りがなんかな~。

ヒロインの女子、
悪くないけど、なんか・・別に彼女なんて要らないよねw

急にラブな設定というか・・良い子だけど~、出しゃばらんでもいいでしょ。。
緊迫した戦いの場面で一緒に戦うって・・

相手の一郎太、彼女が出てきたら余計にイラッとするだろうw

リア充、独り身には、よけいに神経逆なでするぞw

これまでの作品の中で、
これはそこまでベストには入らないな・・


細田さんの次作に期待。
SeikoSoga

SeikoSoga