やはり主人公に成長がある作品は良い。
単に大人になるとか、強くなる、とかではなくて、周囲への感謝の気持ちであったり、自ら悩み乗り越える覚悟が表現されている。
それを見守る大人(主にバケモノ)たちもイイ。
熊徹の決意やクライマックスで主人公を送り出す百秋坊&多々良(個人的には1番グっときた)
劇場版なのに設定が濃すぎるきらいがあるので、普段から、アニメやファンタジー作品に触れているか否かで評価は分かれるかも。
尺の都合で説明不足が出るのは当然。なので、その辺りを想像で補完したり、本筋をじっと見つめて細かいトコはスルーする事も時には大事。
それと今回俳優さんメインなので心配してたものの、とんだ杞憂だった。
中でも役所広司さんは当に白眉。プロ声優にも勝る個性と存在感。この方がいなければ序盤で絶対ダレたと思う。
