役所広司がいい
異界から初めて渋谷に戻ってきたところから急にいい映画感が出てきた
テーマ設定とその描き方の両方に納得できた初めての細田作品。これまでは、一見良さげなテーマでも、造り手を信用していいのか、安心して観ていいのか、なんとなく微妙だった。というのもおそらく、テーマ設定、その描き方や説得力に齟齬を感じていたから(時かけは突き抜けてたから齟齬はそれほど気にならなかったけど)
九太と熊徹、九太と楓、九太と一郎彦の類似/対比で色々テーマ説明や社会批判
「鯨はあわせ鏡」とか色々前フリしてくれてて親切(?)
剣は抜くなと決められている
→200%抜かれるやつやん
てなるわけだが、結局形としては一郎彦自身は抜いておらず、むしろ九太が抜いてたのはどういう意味だろ
なりすまし、感染、内発性、仲間など、宮台真司的世界観ぽい
教育にいい映画感
サマーウォーズの夏希と同様に、今作のヒロイン楓の唐突感、都合のよさ感、客体感が唯一(?)気になった
宮台
https://realsound.jp/movie/2015/08/post-8.html