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怒りのたのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
3.3
友人が「邦画最高」と言っていたので観ました。
「渇き」や「凶悪」が苦手な部類の作品だったので、ちょっと戦々恐々と見始めましたが、オムニバス形式というか、色々な結末があったので思ってたより苦しくはならなかった。よかった。

暑い中汗をかいていて大変そうだから、倒れてしまうかもしれないから飲み物をあげた。それを「可哀想」だと、下に見られたと思うのはもう怖いですね。本人にとっては「親切」でも、相手にどうとられるのかわからないのが恐ろしい。

あと彼の徐々に出てくる本性が怖かったです。魚可哀想。
あの提案も「下に見られた」と思ったのかなあとも思いました。怖〜……
最後本当に狂人でゾッとしました。役者さんの演技に乾杯。


あと、前日にあんなことを言ったから、翌日の彼は外にいて、そのまま……………というのが本当に悲しかったです。喫茶店での彼の泣き方に少しだけつられました。
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