人間の深層心理に眠る、潜む「怒り」とは…?
この映画の題はなぜ「怒り」なのか?
怒りより"疑い""不信感"など
そちらの言葉の方が、
ピンと当てはまるような気がして…。
でも人は皆何に1番腹を立てたり
怒ったりすることが多いだろうか
と考えた時それは自分自身にではないかと。
人を疑い、自分を疑い、
信じきれなかったり、
何をどこでどう信頼に
切り替えれたり、変わっていたり、
自分ですらそのスイッチの切り替え?
変化していく過程みたいなものは
知り得ない。
後にくる後悔や憂い、感情の移りゆきが
人はみなどこか似た感覚を持っているのだな
と登場人物一人一人の気持ちになってみたり、
感じようとしたりした。
妻夫木聡の役がなぜか1番辛くて
共感できた気がする。
「大切なものは増えていくんじゃない、
減っていくものなんだな」
…痛くて泣きそうになった。
俳優陣皆さん良かったな。
人間みんなどこか寂しくて
暗いところあるよな。