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怒りのhirokiのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
5.0
凄い。衝撃を受けた。
邦画をなめてた。名作。

3つの内容全てに『怒り』があり、
・人を信じられない事の『怒り』
・病人を助けれない『怒り』
・派遣でしか働けない人の『怒り』
・ゲイを理解してくれない『怒り』
・沖縄で現在も起こってる、米軍の問題への『怒り』
・ヤクザなどに巻き込まれた人の『怒り』などなど、
この映画にはタイトル通りに『怒り』が数多く存在している。

これが日本の現実だ!と。
今起こっている事は、こんなにも
辛くて悲しい事なんだと。

最後のカメラ目線の俳優陣の涙で
訴えられてるような感じがした。

本当に最後まで犯人がわからなかく、
ずっと息苦しく、生々しく、
途中頭痛く、吐きそうになりかけるくらい
辛い映画だった。

ここからはネタバレ含む。



何故犯人は夫婦を殺したのか?
派遣社員で働く田中は、仕事がキャンセルになり
どうしようもない状況であった。
そこへ、何不自由なく生活してそうな綺麗な
女性が心配して声をかけた。
↑これがこの人のプライドに傷をつけてしまった。
俺だって、なりたくてこんな生活してるんじゃねぇ!と言わんばかり。
そして殺してしまった。

そこに沖縄で事件が起きた。
アメリカ軍による、レイプ事件。
実際アメリカ人を田中が呼んだのか?
いや、僕は違うと思う。
田中が、嘘をついて犯人は自分だと認識を
させ自分を殺させた。

こうする事で、気持ちがすっきりするだろうと。。
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