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怒りのtomのネタバレレビュー・内容・結末

怒り(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

邦画No. 1かも?!

とにかく主要人物の演技が素晴らしい。
特に宮崎あおいの泣き喚くシーンは衝撃だった。

指名手配の写真とか無人島で自給自足とか、市橋容疑者イメージしてるし、事件も世田谷一家殺人事件を元にしてるっぽくて、本当にあった猟奇的殺人事件を元に作ってるからリアルだった。

整形してて3人とも同一人物で時系列別の話なのかな?と予想させて、実は違うというオチ。

それって結局、何か闇を抱えて、何かから逃げながら生活したり恐れながら生きてる人間が、どんなに悪いことしてようがしてまいが、受け取る側の解釈次第では、どうにでも見えるということのメッセージ。

実際に松山ケンイチと綾野剛はなにひとつ悪いことしてなくて、追われ怯えながら生きる松山ケンイチと、両親がいなくてゲイである自分自身へのコンプレックスから隠れながら生きて来た綾野剛は、、自分を哀れむ事を最大の侮辱と捉えた猟奇的殺人者の森山未來と同じように解釈できてしまうということ。

そしてそれを解釈してしまった人間達の怒り。自分自身への怒り。

濱田はすぐ偏った見方で、固定観念にとらわれるので、気をつけて行こう。
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