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怒りのmiaoのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
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星をつけられないような映画

何を信じるのか、人を信じる難しさや大切さが描かれた作品だった
2時間半、多くの登場人物の圧巻の演技を集中して見ていたが、途中で感情が追いつけず二回休憩を挟んだ。笑 こってり重厚。

大切なことは一緒にいても言葉にしないと後悔するし伝わらない。それが信じることにも繋がるのだと思う。
ただの殺人事件の映画ではない。"信じる者は救われる"とも一概に言えない難しさ。それは生きていて誰でも感じることだと思う。

序盤での女の子たちの優しさ。それとは相反して犯人はサイコパスなので殺したくなる気持ちも分かる。ピュアな少年と広瀬すずはただただ可哀想。あと妻夫木くんと綾野剛も。報われない悲しさ。

結末が曖昧だったりスッキリと腑に落ちないところがある映画も多いがこの映画はそういう次元を卓越していた。
感情の描写が繊細。演技も。
見終わってからも興奮が冷めないのと
一気に脱力感が…
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