Haru

怒りのHaruのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
3.9
「怒り」
ある殺人事件の犯人を巡り、殺人犯候補とされる3人のストーリーが並行しながら進む。
以下感想をと思ったけど、なかなか整理できずにいたところ素晴らしい評価を見つけてしまったので、ほぼほぼ引用しちゃいますっ!笑(意味ねえ、、、😅😅) 今回のいちばんにあったテーマは、
愛する人に殺人犯の疑いがあっても、信じ続けることができるのか。劇中では、おのおのの舞台で殺人犯容疑者と登場人物がゲイカップル、カップル、師弟関係(?)と、ある一定の信頼関係を築く。その中で迫り来る「この人は殺人犯かもしれない」という容赦のない疑念。一度抱いてしまった疑念は払拭されること無い。"信じなければいけない"という思いとは裏腹に疑いは膨らむしかない。人を信じ続けることがこんなにも難しいのか……と、登場人物それぞれの葛藤が重く激しく鑑賞者にのしかかってくる。

そして今作のタイトルである「怒り」。単純に他者や物に対して発散する怒り。愛する人を信じ切れなかった自分自身への怒り。信じた人に裏切られた怒り。誰にも打ち明けられず、やり場のない鬱屈とした怒り。それぞれのそれぞれが持つ怒りがこの映画に強く、深く書かれている。
#kmg_movies
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