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怒りのzonomanのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.0
鑑賞後何とも言えない感情にさせられる作品。言うならば非情なまでも"バッドエンディング"ではないだろうか。だがそれがリアルだし人間模様だと思わされます。

千葉・東京・沖縄と交わることのない3つのストーリーが同時進行系で描かれていくが、どこか重なあっており全てに共通するキーワードは"怒"。

愛する人・大切な人を最後まで信じ切れるか、揺らぐ感情を繊細にひとつひとつ描かれており、ラスト30分は必見です。

タイトルも誰かに対する"怒り"というより、その誰かを信じきれなかった自身への"怒り"を表しているように感じます。
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