鑑賞後何とも言えない感情にさせられる作品。言うならば非情なまでも"バッドエンディング"ではないだろうか。だがそれがリアルだし人間模様だと思わされます。
千葉・東京・沖縄と交わることのない3つのストーリーが同時進行系で描かれていくが、どこか重なあっており全てに共通するキーワードは"怒"。
愛する人・大切な人を最後まで信じ切れるか、揺らぐ感情を繊細にひとつひとつ描かれており、ラスト30分は必見です。
タイトルも誰かに対する"怒り"というより、その誰かを信じきれなかった自身への"怒り"を表しているように感じます。