縦割行政と9条の縛りで硬直化している政府の震災時の対応能力の無さをシニカルにエヴァ風味強めでお届けする庵野ブランドのゴジラ。
第1形態から第三形態迄のあまりにも死に過ぎている魚の様な目が笑いを誘うが、あれは東宝特撮へのオマージュのつもりだろうか?
わざとだと思うが、退化した前足はほとんど動かない。
やたらと長い尻尾は重力に逆らってゆらゆら揺れる。
あそこ迄着ぐるみ感出す必要あった?
BGMやカット割もエヴァっぽい必要あった?
そこでこれは、ゴジラの着ぐるみを着たエヴァンゲリオンだという思いに至った。
3.11がテーマだから、ゴジラが主体性を持たない核の暗喩だとしても、無機質過ぎてモンスターパニックとしてはチト味気ない。
それ以外は庵野風味マシマシでもの珍しさもあり、興味深かった。