原爆を落とされて、震災で原発の事故を目の当たりにした日本だからこそ作られた映画だと思う
現場にいなくちゃ分からない状況を会議室だけで解決するのには無理があるし、民主国家の有り体を守るためには必要なことが国家の存続を危うくするというね
そんで必然的に現場に追いやられては、究極の形で、認識できたかどうかも分からないうちに惨状を思い知らされるというね
そういうリアルさを見せてくれれば、別に抱き合ったりとか誓いの言葉なんてなくても涙はでる
主に会議とか交渉とか派手さはないけど、だからこそゴジラの咆哮がぐっときた
ゴジラに感情があるとしたら、って考えるともっとぐっとくる
関係ないけど会議中も楽観的に捉える各大臣のそれは、『日本の一番長い日』のそれと似ていて、あの頃日本の敗戦はゴジラと同じレベルの虚構だったのかな