ハンポコナヨツナ

シン・ゴジラのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
5.0
総監督・脚本に庵野秀明。
監督・特技監督に樋口真嗣。

ファイナルウォーズ以来、実に12年ぶりの邦画ゴジラ。
鑑賞前は半信半疑でしたが、この作品は劇場で観ておいて本当によかったです。
庵野秀明の怪獣オタク全開な脚本が実によくできていて、監督の樋口真嗣やスタッフ、328人にも及ぶキャスト、そしてエキストラの方達までがそれに全力で応えているような、そんな熱気を感じました。
会議シーンがやたら多いとか、エヴァっぽいとか、石原さとみが違和感あるとか…いろんな声もありましたが、自分はそんなの関係なく楽しめました。
街を理不尽に破壊するゴジラ、それを全力で阻止しようと内閣官房副長官の矢口を筆頭に組織された巨災対のメンバーとの攻防…とても見応えがありました。
ゴジラが第3形態になってからの攻防と絶望感、そしてラストのヤシオリ作戦での畳み掛けるような展開(特に無人在来線爆弾あたり)では、ゴジラ映画史に残るほどのカタルシスを感じ、大満足の一作となりました。
そういえば映画が終わりエンドロールも終わった後、劇場で拍手が起こったのを久しぶりに聞きましたね。

もうすぐソフト化されるので購入し、何度も観ようと思います。