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ディオールと私のSngのレビュー・感想・評価

ディオールと私(2014年製作の映画)
4.5
ディオールと自分(私)を比較するつもりはない。と語るラフ・シモンズ。何のことはない、就任から初コレクションを世に放つまでを追ったドキュメンタリー。…に何故こうも感動させられるのか。泣いた。まるで自分がいちスタッフになったような感覚にさせられる映画。ラフの涙と最後にとった行動がたまらない!

ディレクターの存在はもちろん、職人たちの丁寧な仕事へもスポットが当たる。失礼だが一見普通のおばちゃん達が熟練の腕を振るい、夜なべして、あの華やかな作品が作られている…これは決して夢の世界ではないという希望を与え、それを築きあげるまでの長い道のりを示すことで愕然ともさせる。近しい仕事に関わっている自分にとって、緊張無しには見れない映画だった。

職場のメンバー連れて8人で鑑賞。良い刺激になってくれたと思う。
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