BS12の正月特番「吉永小百合特集」を録画して、昨日の『母べえ』に続いて当作品を鑑賞しました。残念ながら『母べえ』の方が良かったですね。
吉永小百合は絶対的な安定感ですが、一方の二宮和也はやはり“アイドル俳優”の域を出ていません。一生懸命“演技”をしているのが見えてしまいます。結果としてスクリーンの向こうに居るのは“二宮和也”です。
その点で同じジャニーズ出身の草彅剛は別格で、彼は様々な役柄に憑依してしまいます。スクリーン越しに我々が見ているのは“草彅剛”ではなくて登場人物その人です。演技だと見せない演技力ですね。
年明けに二夜連続で太平洋戦争関連作品を鑑賞しましたが、戦争を知らない世代に置き換わりつつある今の日本に於て、このような作品は“歴史の語り部”として大切な遺産であると思います。
