8/9は我が父の誕生日。「毎年この日になると朝からみんなが"二度とこんな日が来ませんように"ってお祈りするんだよ」と冗談混じりに話す父を思い出す。そんな父も、もう居ない。夢枕にもなかなか出てきてくれない。でも、この映画を見ていたら、あぁ、そうか、その時期になったらきっと迎えに来てくれるんだ、って思えて寂しくなくなった。山田洋次監督の優しさを感じた。きっと誰だって大切な人との別れはある。大切であればあるほど立ち直れないし一生悲しみは癒えない。監督なりのメッセージと、そして優しさを個人的に感じられる作品でした。ありがとう。
