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母と暮せばのyonのレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.3
初めてタイトルを見た時、ん?井上ひさし?(父と暮せば)と思ったけど、オマージュだったようで。

吉永さんとニノのやり取りは、母と息子というより、恋人同士みたいだった。
山田洋次監督作がやや苦手なせいか、肝心なところで感情移入できず…
ラストもちょっとホラー入ってるし。

でもやはり、終戦を迎えても、戦争は終わらないのだと思った。
失った身体の一部は戻らない。心に負った深い傷は、一生消えない。

黒木華が、吉永小百合の家から帰る時に、自分の使った湯呑みをさっと洗って帰るのが、妙にリアルだった。
小津映画みたいで。
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