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母と暮せばのso1のレビュー・感想・評価

母と暮せば(2015年製作の映画)
3.7
悲しい
長崎原爆被害の悲惨さを垣間見れる作品
直接描写は少ないながら、戦後の日常を通して辛く大変な時代だったというのが非常によく伝わってくる。
母と息子の話だけでなく取り巻く人たちの群像劇と言える。
学校に行く傘も靴もない少年、祖父を介護し妹たちの面倒も見なくてはいけないと父の訃報を聞いても泣かない気丈な少女、闇商売しながらしたたかに生き抜く上海のオジサン、8/15で戦争は終わったけれど、その後もしばらくつらい時期が続いてたのかと思うと涙が…

「芋界の美女」こと黒木華の笑顔と健気な女性の役がピッタリでとても良かった

ちょっと全体に演劇感のある台詞回しが少し気になったけど、お喋りな主人公という設定でなんとなくうまく落ち着いた感はある。
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