滑頭

無垢の祈りの滑頭のレビュー・感想・評価

無垢の祈り(2015年製作の映画)
3.9
うわあ…気分悪ぃ……
ものすごいもんを見せられてしまったという気はするけど一度だけでは冷静に見られないと思う、けどもう一度観たいとは絶対に思わない。さすが平山夢明原作。えげつない。
映像的な面白さがない。画角も中途半端だったり、色彩も少ないし、手持ちの映像もガタガタだし、見ていて気持ちの良い映像じゃない。多分これはわざと。心理的な効果を狙ってわざとこういう映像にしてるんだろうと思う。
音楽、面白い。鳴り始めはびっくりする。舞台である工業地帯に鳴り響く音と区別がつかない感じ。その場にある音を使って音楽を作っているような感じだった。
エンディングの音楽も映画の良さを引き立てていた。
登場人物も少なく、限られた空間しか出てこない。それもどこもかしこも汚い。すごく閉塞感を感じる映像であり脚本。
こんな役をやる女の子、どこから連れてきたんだ。すごいな。よくやったなこんな役。すごい。冒頭のオッサンとBBゴローさんの演技がリアルで嫌だった。良いって意味だけど。本当にこういう面倒臭いウザいオッサンいるよな、って。BBゴローに関しては、しかも変態でクズでキチガイだから本当に嫌ね。好感度だだ下がりよこんな役w
主人公が自分なら、いくらでも抵抗のしようもあるけど、こんな小さくて華奢な女の子じゃね…と絶望。ずっと主人公目線で語られるから、否応なしに感情移入する。だから抵抗したくてもできないもどかしさを共有して、やっぱり閉塞感を感じる。苦しい。
ゴア描写もエグくて、良い。
映画としてはよくできてると思うのだけど、全く好みではないし、二度と観たいとは思わない。良い映画だとは思う。人になかなかオススメしにくいけど、目の物見せられたい人にはオススメ…。

2916/11/26 @アップリンク渋谷
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