無垢の祈りの作品情報・感想・評価

「無垢の祈り」に投稿された感想・評価

wtnbmgh

wtnbmghの感想・評価

4.8
胸糞と言われてて観る勇気がなかったけど最近の平山夢明先生のラジオ等での発言で気になって観てみた。
結果、観て良かった〜。
自主制作だけど所謂自主制作的な観てらんない感がないクオリティの高さ。京浜工業地帯の常に聞こえる金属音、夜の工業地帯の灯り、少女に束の間の自由を与える自転車での疾走…。そしてどん底にいる少女を救い得る唯一のヒーローたるシリアルキラー。最高…って言ったら語弊があるんだろうか。
確かにずっと胸糞展開だけど最後にはほんのちょっと救いがある。そういう意味では胸糞映画ではないのだろう。目を背けたくなるような映画・小説が存在することの意義を知れる。
ay

ayの感想・評価

4.3
やっとやっとみれた…
平山夢明の中でも特に好きな無垢の祈りの映像化…
あの小説の雰囲気をここまで再現しているの凄い
そして全員の演技の上手さ…
BBゴローは昔、細すぎて伝わらないモノマネ選手権に出てて大笑いしてた芸人さんだからあんな怖い演技するギャップに終始驚きを隠せなかった
ほんとに虐待してるんじゃないか疑いたくなるくらいの演技力…特にお風呂のシーンなんか見てられなくなるくらいリアル

性的虐待シーンは子役の代わりに人形(めっちゃ怖い)を使っているんだけど、後ろの人形操ってる人も隠さず写ってる上、その光景を第三者目線でフミちゃんがみているというなんとも異様な光景になってる

原作のラストは(私は)まだちょっと救いがあるような、期待できるようなかんじだったけど本作は下手したら原作より救いがないかもしれない
殺してくださいと泣き叫ぶ子供をみるのほんとに胸が痛かった
バイオリンの悲しい音楽と余韻があるラストといい素晴らしかった
あいり

あいりの感想・評価

3.6
人形が不気味すぎて逆に欲しくなる。

この映画を観れる日が来るなんて…、普段サブスクで出来るだけ安く映画を観漁ってる私が期待を胸に700円でレンタルしたこの作品、想像していたよりは胸糞でもないし直接的なシーンもあんまり多くなかったのがちょっと不満だったかなあ。でも、死体の解体シーンはリアルでとても良かった。
人形の使い方が効果的で男の鬼畜さが際立つ。
きっと今も日本のどこかでこんな生活を強いられてる彼、彼女たちはいる。
そして映画と違って救いを求めることすら出来ない。
原作読了。
りゅう

りゅうの感想・評価

5.0
映画観賞後、トークショー。
企画が企画なだけに、主人公の女子小学生役がなかなか見つからなかったこと。
子役の親が平山夢明のファンでその縁でやっと子役が見つかったこと。
子役の子に性的な表現を遠回しに説明することで苦労したこと。
監督は「君が18歳になったら、全部きちんと説明する。今は説明できない、すまない」と言ったらしい。
変質者に顔に精液をかけられるシーンは「同級生の顔に唾をかけられたと思って演技するよいに」と説明した。
また、18禁映画のため、子役が18歳になるのを待ってからソフト化するとのこと。
映画業界内での脚本が出回り、子役の評判に影響が出ないため、顔に精液がかけられるシーンは「顔に汚い液体がかかる」のような表現になっている。
また、膣口をナイフで切るなどの本当にまずいシーンでは、人形使いの人形が身代わりになる。
トークショーの間、この人形がキョロキョロと会場を見渡していて不気味であった。

また、監督は子役が18歳になる頃にはブルーレイに変わる新たなソフトの規格が出ると予想している。
平山夢明は「いやぁ、出ますね!V R無垢の祈り!」で、笑いを誘う。

平山夢明曰く「インディーズ映画界では良い成績だったんですよ。しかしね、カメラを止めるな!ですよ!凄い勢いで抜いていった。もうね、伸びた天狗の鼻がおちちゃって、どこだどこだ、みたいな!」
Lirica

Liricaの感想・評価

4.0
円盤化されておらずアップリンククラウドのみ700円で配信レンタル。という鬼高ハードルで期待しすぎた感はある
思ってたより胸糞悪くないし直接的な描写はなし
ただすごく好きな作品だった(好きと言うと語弊がありそうで難しいこういう作品は)

世の中もっとえぐい映画はあると思ったけど小さい子供だからかな
あとは“無垢の祈り”の内容が悲しすぎるからか。『子宮に沈める』とか『終わらない青』を連想したけど、そこが決定的に違うと思った。
ラストシーン悲痛すぎる……
定吉

定吉の感想・評価

2.0
評判ほど胸糞でもなかったし残酷な印象もありませんでした。
この映画でR18+に指定されるんですね。直接的な表現がそれほど多いわけではないのに、想像力豊かな人が増えたのか、感化されやすい人が増えたのか、ポリコレ的な配慮なのか理由は全く分かりませんが、子供が見て良いことはないだろうとは思います。

ラスト以外で見どころを言えば、骨なしチキン役の俳優さんです。
役柄もあるでしょうけど、画面に映るだけで緊張感があって次の展開はどうなるんだろうとドキドキしました。

で、あのラストに持っていくなら途中経過をもっとちゃんと表現しないと意味がないです。フミちゃんがどれほど辛い目にあったか、これでもかと観客を追い詰めに追い詰めて欲しかった。
ラストとのコントラストを出すために、途中のシーンではフミちゃんに大きな声を出させたり悲鳴を上げたりしないようにしたのだと想像しますが、観客にフミちゃんの苦痛を味わわせる機会を奪っていて逆効果だと感じました。

しかし、700円は高いなぁ。
青ネコ

青ネコの感想・評価

3.8
テーマ的にいい映画とは言いづらい。
重いし過酷だし絶望しかない。絵に描いたような胸糞。ほんと救いがない。でも最後まで見て嫌いじゃない感じだった。胸を打つ絶望感があった。泣いた。

このレビューはネタバレを含みます

とにかく救いがない。
小説版とオチが違うのですが、これはこれで悪くないなと思いました。
ふみの演技もさることながら、父親役の怪演がなかなかに凄い…
記録。
「アイタイデス…」

ずっと観たかった作品をアップリンククラウドでレンタル鑑賞。原作は平山夢明。キャッチコピーは「みんな、殺されちゃえばいいのに」。

少女に対する虐待をテーマにしているだけに紆余曲折を経て世に送り出された作品。未だにソフトが流通しないような内容であることは観れば分かる。これは店頭に並んではいけない映画だ。

容赦ない作品だと思う。
重暗くて果てしなく気色悪い。主人公フミに降りかかる多方面の暴力は胸糞以外の何者でもなく、10歳の少女が背負いこむには余りある。本作はフィクションだが、現実にあり得ないとは言い切れないリアリティがまた辛い。

「無垢の祈り」とはなんて美しく尊い響きだろうと思うかもしれないが、意味する所はそんな優しいものではない。これが誰に捧げられたものであったか。祈りはやがて信じたくもない叫びに代わり、幕は閉じるのだ。

奏でられる美しくも物悲しいバイオリンの旋律は、苦々しい余韻を残しながら、この救いようの無い物語を忘れさせやしないだろう。
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