驚きました。これほど他者への想像力を失った人々がいることに。そんなに余裕がないまま生きているのか。悲しい。腹が立つ。でも映画はとっても笑えるんですね。
この笑えるという気持ちがこの映画をハッピーエンドへと向かわせる希望ではないでしょうか。
こんな不条理の中を生きているキャラクター達には共感なんてとてもできないけれど、できないことを認めればちょっとでも何かしてやるかと思えるものです。
人間はほんの些細なことに都合よく希望を抱き勝手に立ち上がる愚かな強さを持っているんでしょうね。
私たちは壊れかけの橋をだましだまし使うしかないわけですからとんとこ叩いて見えないところもチェックしないといけない。
映画を笑える余裕があるならばそれくらいはやってもいいですよね。アメちゃんくらいのお節介で申し上げておきましょう。