プチ橋口亮輔特集、その1
この監督らしい、人生に対する深い洞察、厳しくも柔らかな眼差し
時に重苦しく、時に軽妙な語り口
役者たちのコア、人生そのものを曝け出すような演技
邦画の特質、ストロングポイントを結晶(笑)にしたような作品
個を掘り下げていくことで、個が対峙、直面するシステム、日本そのものを描いているのがなかなかにクレバー、この作品に奥行きを与えている
成嶋瞳子の神演技
篠原篤、池田良、安藤玉恵、光石研、内田慈、黒田大輔、山中崇&聡……文字通りの実力派キャストの中にあって、リリーフランキーはさすがだったけれど友情出演的というか、いかにもな客演に見えてしまったほど
内田慈、黒田大輔は三日とあげずに偶然見れたので嬉しかった
篠原篤の嗚咽の尺が少し長すぎた気がして、ここだけ残念(キャラクターの好き嫌いもあるとは思うけど)