素晴らしすぎた。
題名や有名な劇伴は前から知ってたけど、まさかこんな面白い映画だったとは。
今作は戦争の痕跡が残る終戦直後の広島、呉でとある出来事からヤクザと縁を結んだ復員兵の主人公広能昌三が敵組織との抗争に飲み込まれていくというストーリー。
兎にも角にもこの広能、肝が座りすぎてる。ちょっと常人離れしてるレベルで怖い。若さゆえの無鉄砲さで途中逮捕されて離脱しちゃうのもビックリしたけど、その後ヤクザ社会に復帰した彼のジョーカー的な役割というか、どの勢力につくのか最後まで分からないところがよりこの作品の面白さを引き立てていて良かった。
俳優もめちゃくちゃ豪華で、今の大御所俳優が端役で出てたり、田中邦衛や菅原文太という昭和の大スターたちの演技も初めて観れたことも嬉しかった。どうしても僕ら世代からするとワンピースの三大将のイメージだけど、本当にあのままでカッコよかったなー。終わり方も痺れました。邦画史に残る大傑作だと思います！！
