仁義なき戦いの作品情報・感想・評価

仁義なき戦い1973年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

4.0

「仁義なき戦い」に投稿された感想・評価

撮影、編集、音楽がカッコよすぎる
関係性が巡り巡る濃密な脚本
姑息な奴ほど生き残る

そして松方弘樹、仁義に生きる男
血生臭いなにかがあまりの熱気に腐敗臭発しちゃってるかんじ。
俺もこの時代に役者やって、この映画に出ておきたかった。
「仁義なき戦い」。文節毎に区切ると、その全ての末尾で押韻している。作品自体を見たことのない人々にまで広くこのフレーズが浸透しているのは、この究極の語呂の良さ故ではないだろうか。
そんな本作は日本の任侠映画の礎を築いた実録モノにして、同時代のゴッドファーザーやスコセッシ作品にも引けを取らないマフィア的世界観を誇る。

主演の菅原文太の格好良さは言わずもがな。低いトーンの声質と発せられる呉弁が強烈な印象を残す。その他にも多くの伝説的俳優が共演していることで知られるが、中でも唸らされたのは梅宮辰夫の渋さ。顔で語るタイプの役者では恐らくないものの、重厚な雰囲気でもって凄まじい存在感を示す。獄中で主人公と兄弟の契りとして互いの血をなめ合うシーン、ここで早々に心を持って行かれた。

裏切りに裏切りを重ねる戦乱の様子はまさしく「仁義なき戦い」だが、前述の兄弟二人の義理深さは実に対照的。終盤に描かれる主人公の旧友・坂井とのいざこざの中にも、互いに抱く深い情が垣間見える。
こうして描かれるほんの一部分の人情をまざまざと浮かび上がらせる対比構造が、古典的で美しい。
これはすごいギラギラしたエネルギーの感じる作品だ。
渋いのかダサいのかそれしかないのか。
ただ突っ走って止まることを忘れた漢たちの熱い物語です。
邦画におけるヤクザ映画の代表作。
深作欣二節が炸裂するバイオレンスの連続に終始圧倒されます。

戦後の広島県で実際に起こっていた抗争事件を基にしていて、こんな血生臭い争いが相次いでいたことに驚愕。

誰もが知ってるあのテーマ曲も聴けば気持ちが高ぶりますし、殺るか殺られるかの緊迫感ある殺伐とした雰囲気をより一層演出しています。

それに加え昭和を代表する名優たちが熱演で応じ、作品の熱量を更に上げていきます。菅原文太、松方弘樹、渡瀬恒彦、ここ数年の間にこの3名が亡くなられて、本当に残念で仕方ありません。改めてご冥福をお祈りいたします。
菅原文太がかっこよかった!

山守は何回見てもやっぱりクズ、、!
HK

HKの感想・評価

4.9
美納幸三の手記を元に飯干晃一が小説家したものを笠原和夫が脚本、深作欣二が監督をした日本のヤクザ映画の代表作。

暴力を愛した男、深作欣二の代表作であり、それまでのヤクザ映画で当たり前だった「仁義を通し悪を倒す」ヤクザ映画のセオリーを覆した作品である。

しかし、徹底して彼らを悪として扱ったものではない。例えそれが法に違反していたとしても、契りを交わしたものとして初めは家族のように一緒だった仲であった。

しかし、朝鮮特需などというもので規模も何もかも知らぬ間に増大し、次第にそれまで仲の良かった組員の間に溝が起き、そこから抗争が激化していく。その様たるや、まるで膨らんだ泡がはじけるバブル。家族経営の弱点ですら露呈する。

一番初めは気の弱そうで頼りがい無さそうだけど優しそうだった山守の親分が最後の最後で本性をさらけ出すのは怖い。彼は上に立つべきじゃなかった。結局この映画で一番の悪は気弱そうな人間だけであった。

最後の菅原文太演じる広能がてっちゃんの遺影に向かって放つ銃声は、全ての仁義に対する怒りからなのか。

これほどまでに、人間の負の部分を描き切った映画は他にないのではないだろうか。しかも恐ろしいのは自分が権力を持ったら山守の親分みたいになりそうな気分に陥るのだ。なんたって、そこらへんにいそうなおっさんなのだから。

裏の世界でも表の世界でも、今じゃ偉ぶることができなくなってきた。半年前に話題になった日体大の反則タックル問題。町山さんも指摘していた。

現代の日本で横行するパワハラにも、この映画は精通するのかもしれない。

今誰かの上に立っている人間にこそ見てほしい映画。
ゆ

ゆの感想・評価

3.7
菅原文太かっこいい♡
登場人物が多すぎて途中でこんがらがる。
テーマ曲がバラエティなどで使われすぎてて流れるとフフって笑っちゃう。
瓜生憲

瓜生憲の感想・評価

4.3
やはり日本ヤクザの勉強には必須。
言葉使いとか荒々しさはその時代のものであり納得。
面白かった。
ぴ

ぴの感想・評価

4.5
ウチの母はたまに思い出したように…ッ…菅原…文太ッッ…かっこよかったの……と言いますがその気持ちを完全に理解、それにしたってショウちゃん貧乏くじばっか引いててかわいそう、“仁義”なさすぎ/最後のおもちゃ屋がきれいすぎて夢みたい、気合い!ババーン!みたいな画面で見惚れてしまっていたらいつの間にか終わってたけど/終盤になるとでけで〜んが止まらなくなる疾走感とぐちゃぐちゃの混乱した麻痺に酔う/ギャグとシリアスは紙一重などと言いますが、流石に何回もでけで〜んってなると笑っちゃった
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