カッパロー

仁義なき戦いのカッパローのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い(1973年製作の映画)
4.4
欲に塗れ、血に濡れる。

おもろかった。戦後間も無くの景色も、そこで生きるヤクザたちも、期待通り。

ゴッドファーザーみたいな日本以外のマフィア映画と比べながら観るのが楽しかった。シノギの概念や対立の生まれ方、漢の格好良さとかは似ているけど、個と組の関係性とかはかなり違う。

欲に塗れて人の命をなんとも思わなくなる感じは、最近だとキラーズオブザフラワームーンでも感じたもの。登場人物だけでなく観客も人の死を見慣れて麻痺していくから、没入により重なっていく感じが素晴らしいよね。
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